飯舘村除染作業日記 5月6日(火) 16日目
2014-05-06


福島に身を置いて思う

朝5時半山の向こうに現れたお日様と光を仰いだ。雲が浮かんでいたが朝の空と自然が輝いていた。晴れた空の下で除染作業をしたい。
飯舘村と月舘宿舎の往復。多くの人々が県外からやってきた。除染作業で賃金をもらう。
除染という仕事について賃金を稼ぐために。福島につくしたい。福島を知りたい。そういう思いが秘められているかどうか。人それぞれかも知れない。全く無いとは言えない。この課題も見続けていきたい。
60歳以上の高齢者の姿を目にするが、働き盛りの40代50代が多い。働いて得た賃金で家計を維持する。賃金単価についても事後触れて行きたい。
土地の空気に包まれた身体と心から発想する。月舘宿舎、飯舘村、その2点間を結ぶ道路と周辺。見渡せる風景、耳に入る小鳥の声、自然のざわめき、風の音、人々の声。他県からの人々、異邦人が押しおしよせてきた。
今日は土取場での除染作業。土取場は山林である。落ち葉をかき、小木を鎌で切り取り、フレコンという黒い袋の入れて詰め、仮置き場に保管する。フレコン袋は直径1.2m高さ1.5mほど。
この放射性物質を保管するフレコン袋の枚数は数えきれない数でしょう。ゼネコンと国会議員が絡んだ利権構造が有るとY氏は強調する。
土取場の空気線量は1.95μSv/h.。朝のKYで確認。Yさんという年配の作業者の方が教えてくれたのは、ここの土壌は267000〓/kgあるということを。三菱マテイアルの調査だという。

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